池井戸潤のおすすめ本15選を紹介!

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半沢直樹をはじめ、数々の小説がドラマ化されている池井戸潤作品ですが、その中でも特におすすめの作品を紹介したいと思います。

池井戸潤のおすすめ本15選

陸王

百年の歴史がある老舗の足袋業者が新たな事業計画としてランニングシューズの開発に乗り出す物語。

零細企業のため資金難やライバル企業からの妨害など様々な障壁が立ちはだかるが、従業員達の諦めない精神がとても心を打たれました。

七つの会議

トップセールスマンであるエリート課長、坂戸が係長の八角にパワハラで訴えられたことから、責任のなすりあいが始まり泥沼模様へと発展する展開は、見ていてハラハラさせられます。

会社勤めをしている人なら共感できる部分が多いと思います。

ルーズヴェルト・ゲーム

業績不振から社内でリストラが始まる中、野球部の存続も危ぶまれていた。コスト削減のために野球部を廃部する案も浮かぶが監督や選手達は諦めずに戦う。

業績不振にあえぐ中堅メーカーと社会人野球部の2つの物語が同時に進んでいきますが、とても読みやすくて楽しむことができました。

ところどころ、印象に残るセリフも多く、胸が熱くなります。

下町ロケット

小さな町工場が特許侵害で大企業に訴えられる中、社員が一丸となり、戦う姿は心打たれます。大企業から様々な圧力や策略などが仕掛けられるが、それでも立ち向かおうとする社長と社員達には読んでいていて感動させられました。

空飛ぶタイヤ

走行中の大型トレーラーが脱輪し、母親と子にタイヤが直撃するが、トレーラーの製造メーカーはトレーラーを所有する赤松運送の整備不良を主張する。

しかし、それに納得できない赤松は真相に迫ろうと奮闘するが、大企業が相手なので中々思うようにいかず、次第に家族からも孤立し、どん底に堕ちていく。

無実の罪を大企業に着せられ会社も存亡の危機を迎えるが、それでも諦めずに戦う姿にとても強い意志を感じられました。

民王

総理と息子がある日突然入れ替わり、ろくに漢字も読めない総理大臣は批判の的となる。池井戸作品としては珍しく政治を題材としているが、所々、コミカルな場面も出てくるため、面白おかしく読むことができます。

ただ意外とハッとさせられるセリフもあるのも魅力的です。

ロスジェネの逆襲

半沢直樹が子会社であるセントラル証券に出向を命じられ、業績不振にあえぐ会社を立て直すべく奮闘する姿を描いています。

今回の物語でも半沢直樹の勢いは健在で痛快なセリフも所々、飛び出します。読み進めていく中でこれほど爽快感のある小説は中々ないと思います。

鉄の骨

 

中堅ゼネコンの大口公共事業の受注部署で繰り広げられる談合をテーマにした物語。談合と聞くと悪いイメージが付きまとうが、会社として生き残るために談合をしなければならないという善悪の狭間で揺れ動く主人公の気持ちがリアルに描かれています。

こういった企業の闇の部分を題材にするのは池井戸作品ならではだと思います。

銀翼のイカロス

半沢直樹シリーズの続編となるこの本は、出向先から戻り航空会社の再建を任されるところから始まります。

政治家との対立や企業内部の闇、派閥争いなど、多くの困難が待ち受ける中、半沢直樹が立ち向かう姿はとても勇気づけられます。

ようこそ、わが家へ

駅で割り込みを注意したことで嫌がらせを受けるようになり、家族が団結してストーカーと対決する物語。家庭内での出来事と職場でのトラブルが主人公の、前に立ちはだかるが、ハラハラドキドキする展開は読んでいて面白いです。

シャイロックの子供たち

とある銀行の支店で起きた現金紛失事件。様々な人物の視点から描かれた物語が進行しつつ、全体の物語も同時に進行していく形式です。登場人物それぞれの家族や思いなどが、細かく描写されており、非常に質の高い作品です。

最終退行

 不況に苦しく取引先や現場行員との板挟みに遭う中で腐敗した幹部との闘いや銀行内の確執に苦しめられる姿にとても引き込まれていきます。生々しい銀行内での人間関係がうまく描写されており、最後まで展開が面白いです。

かばん屋の相続

銀行絡みの中でも借り手側舞台にした短編集小説。リアルな生活感や先の読めない展開が最後まで読み手を飽きさせません。

オレたちバブル入行組

半沢直樹のタイトルでドラマ化された原作小説。半沢の上司に対しての痛快な物言いや何があっても曲げない信念の強さに読んでいてスカッとします。ドラマ版を見た方も一度原作を読んで見るととても楽しめると思います。

オレたち花のバブル組

半沢直樹原作本の第2弾。巨額損失を出した老舗ホテルの再建を命じられた半沢が出向先での執拗ないじめや逆境を乗り越えていく姿に胸を打たれました。第一弾に続いて半沢の上司に媚びないスタイルは読んでいてスカッとします。