義足で五輪出場はルール違反?ドーピングとの違いとは

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義足の陸上選手が健常者よりも記録が良かったら果たして金メダルを取ることができるのだろうか?

昨年10月に行われた障害者の陸上世界選手権 男子走り幅跳びで義足アスリートであるマルクス・レーム選手が8m40cmを記録し、金メダルを獲得しました。

実はこの8m40cmという記録はロンドン五輪の金メダリストが記録した8m31cmの記録を超えているのです。

 つまり、マルクス・レーム選手が五輪に出場すれば金メダルを獲得する可能性は十分あり得るということになります。

しかし、義足の選手が五輪に出場することはルール的に問題ないのでしょうか。

義足で五輪出場はルール違反?

すでに義足ランナーは五輪に出場していた

実は義足の選手が五輪に出場した例はすでに存在して2012年に行われたロンドン五輪男子陸上400mおよび男子4x400mリレーに南アフリカ共和国代表としてオスカー・ピストリウス選手が五輪に出場しています。

 この時はオスカー・ピストリウス選手は陸上男子400mで準決勝進出を果たしました。

私も当時義足の選手が五輪に出場していたことがとても印象に残っていて義足というハンデを背負いながら健常者と同じ舞台で戦っている姿は日本でも大きく報道されていました。

しかし、今回問題となっているのは国際陸連がマルクス・レーム選手に対して、義足が有利に働いていないことを証明しなければ五輪には出場できないとしたことです。

ロンドン五輪にオスカー・ピストリウス選手が出場した時はそのような証明義務はありませんでしたが、今回マルクス・レーム選手がロンドン五輪男子走り幅跳び金メダリストの記録を上回ったことで義足が有利に働いているのではないかと批判が出てきています。

 中には義足で五輪に出場することはドーピングと一緒だという声も出てきていて様々な議論が巻き起こっています。

今回このような議論が巻き起こっているのはおそらく障害者の記録が健常者の記録を上回っているからだと思います。

義足自体もここ数年で進化をしていて少なからず記録の向上に影響を与えている可能性は十分あり得ると思います。

今後さらに新しい技術が開発され義足が進化していけば障害者が健常者よりも記録が優れている状況が当たり前になるかもしれません。

もしも義足の選手が五輪で金メダルを獲得したらそれは大変な快挙と言えますが、それと同時に世界中で義足の選手を五輪に出場させて良いのかという議論が今回以上に白熱することは間違いないと思います。